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夏の終わり 1

1997年8月28日(木)

私は歌舞伎町2丁目のラブホテル街を繁華街に向かってゆっくり歩いていた。

時刻は夜中の1時。
暑く長かった夏だが、さすがに8月も末になると、夜風はもう秋の気配が濃くなる。

今夜のお客は、常連の某大学の助教授の峰崎さんだった。
1回目は必ず早漏で、1時間近く休憩した2回目はやたらと長くしつこい。
今夜も1時間延長で、たっぷり中出しされた。

あまり好みの客ではないけど、月末になると必ず予約を入れてくれるので営業的にはありがたい。
それと、一応、大学教員の私としては、所属大学違い、専門違い、とはいえ、同業者に買われて犯されるのは、マゾヒズムを刺激される。

後ろから車が来た。
振り向くと、3ナンバーの大型車だったので、念のため道路の脇に寄る。
すんなり追い越していくかと思ったら、スピードが落ちた。
私の歩調と速度をあわせるような超スロースピード。

運転席の窓があいた。
「仕事の帰り?」
中年のポロシャツ姿の男が声を掛けてきた。
年齢は40代? 窓に乗せた腕は、太くてたくましい。
スポーツマンタイプだなと思った。

軽くうなずく、私。

男が車を止めた。
「もう一仕事する気ない?」

深夜のホテル街を、革光沢のある素材の真っ赤な前開きの超ミニワンピース姿で、大きめのバッグを肩にかけ、尻を振りながら歩いているのだから、何を仕事にしている「女」かは、すぐにわかったのだろう。

私は、運転席の男に近づくと、いつものように、
「わかっているかもしれませんけど、私、ニューハーフなんです。それでもいいですか?」
と確認した。

男は、それには答えず、
「きみ、美人だなぁ。ともかく、車、乗りなよ」
と誘う。

初対面の人の車には乗らないことにしていたが、その誘い方がじつに自然だったので、つい頷いてしまった。

それが、Sさんとの最初の出会いだった。

(続く)

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プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

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