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独立 2

こうやって、外で、しかも昼間に、客を待つのは、あまりしたことがない。
すぐ脇の横断歩道を行きかう人に、どう見られているのか?視線が気になってしまう。

約束の時間を少し過ぎたとき、シルバーグレーのシビックが、すーっと寄ってきた。
「やあ、遅れて、ごめん」
と言いながら、運転席から姿を見せたのは、今日の客、永沢さんだ。

彼とは、3月の半ば頃、伝言ダイヤルで知り合った。
今日が2回目のお相手。

たぶん40歳代半ば、取り立てた特徴のない中年紳士。
職業は、はっきり聞いていないが、どうもお医者さんではないかと思う。

助手席に乗り込む。
車は、山手通りを南に。

「今日は、ちょっと変わったところを予約しておいたから」

途中から、どこを走っているのか道がわからなくなった。
たぶん蒲田か、池上の方面だと思う。

着いた先は、立派な門柱があるお屋敷風のところだった。
車を門内に入れ、玄関脇の駐車スペースに停めて降りる。

永沢さんが玄関で声をかけると、年配の女性が出てきた。
上がって部屋に案内されるのかと思ったら、外に出ていく。

後について木戸を潜ると、そこはやや荒れた感じはするものの、広い庭だった。
池があり、植え込みのつつじには、赤い花が咲き始めている。
庭の中には、小さな家がいくつか立っていた。

そのうちの一軒に通される。
中は次の間付きの8畳ほどの和室で、赤いなまめかしい蒲団が一組敷かれていた。

左側には浴室とトイレがあるようだ。

「待合って言うんだよ。まあ昔の高級ラブホテルみたいなものだな」
と永沢さん。

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プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

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